この時期になると思い出す。
覚書き
今日は、かれこれ半年くらい溜め込んでいたある不義理を解消しに行った。
完全に私に非があるタイプの不義理で、カネの問題になることこそぎりぎりのところで回避していたけれども、当然ながら不義理をされた相手は不愉快そうで不機嫌だった。
しかし幸いなことに相手も大人、謝り倒したところ海の水もかくやと思われるがごとき塩対応であったが対応自体はしてもらえて、何とかかんとか、事を片付けることができた。
あとは結果を座して待つのみ。なんとか区切りを付けられた。
後始末に向かって動くだけは動けたことをひとり祝して、ここに書く。
失くし物を探し当てる能力
今週のお題「もしも魔法が使えたら」
昔は空がとびたかった。「翼をください」の歌詞みたいなことを割と本気で思っていたし、ある年になど、サンタに頼んだりした(笑)。ありゃ小学校低学年の頃だったか中学年くらいだったか。冷静に考えると幼すぎてちょっとヤバいガキだったのではないか。
成人したどころか三十路に突入した今でも類することはよく考える。ただし、ハンググライダーの体験教室だのをひと通り経験してみて、「トラコが好きなのは向かい風を正面から浴び続けることであって空を飛ぶこと自体は別に好きじゃない(むしろ足場のない浮遊感には恐怖心を煽られる)」ことがわかったので、空はもうそれほど飛びたくない。類することというのはつまりテレポート能力が欲しいということで、遅刻魔トラコはこれがマジで喉から手が出そうに欲しい。
だが、それすらも本命ではない。真の本願が叶うなら、テレポート無くしても人生はより豊かになりうるのである。
その本願こそ、タイトルにも書いた「失くしもの・見当たらないものを探し当てる魔法」である。
だいたい想像がつくと思うが、そんな魔法を本願として望むトラコの部屋はきったない。トラコは大変な、それはもう大変な片付け下手だからだ。
生半な片付け下手ではない。ほんのちょっぴりだけ具体的に言うと、片付けのできなさが遠因になって100万円を超える現金を喪失したことがある。収納アイテムを買いすぎて散財、とかではない方法で、である。片付けが上手いとまでは行かなくても人並みにできていたら、そんなことはきっと起こらなかったであろう、というような無くし方であった。この件について考え続けると俄かに希死念慮が沸き起こって危険なので詳細は伏すが、とにかくそういったレベルでトラコは片付けが下手くそなのである。
そして上記と矛盾するようだが、そんなきったない部屋だがトラコは何がどこにあるかをほぼ完全に把握している。というか、きったない部屋だからこそ、何がどこにあるのかを把握できなければ生活できない。
把握できていないものは今までで只ふたつ、上記の現金とポケモンGOPlusのみである。
そう、こんなにポケGOにハマっているのにいつからかポケGOPlusが見当たらない。うん十年前、初代ポケモン大ブームだった頃に手に入れた愛ポケのキーチェーンみたいなやつをくっつけて大事にしていたのに完全に行方不明なのである。
ポケGOPlus自体は最悪買い直すという手もあるが、うん十年前のガチャの景品のあのキーチェーンは今更いくら積んで何処を探そうと買えはすまい。もはやどっちかというとあのキーチェーンが惜しい。
外で落としたということは考えにくい。ポケGOPlusにキーチェーンをつけてはいたがポケGOPlus自体はバッグにつけるとか腕に巻くのではなく、常に直接手に持って使用していた。そして当時トラコは外出中、基本的にポケGOPlusから手を離すことはなかったのである。それくらいには狂っていた。多分今見つかってもまた狂うであろう。
それはたいそう幸せな狂気で、高揚だとか多幸感といったものとほとんど区別がつかない。
なので、トラコは部屋を片付けるとき、いつも祈るような気持ちでいる。
かみさま、どうかポケGOPlusを見つけさせてください。
わたくしに幸せな日々をお返しください。
と。
かわいいあのこが帰ってこない
またも大変にご無沙汰です、トラコでございます。
ポケモンGOがアップデートを経て大変なことになってまいりました。金銀世代陣の出現や性別追加から久しいですが今回はジム戦システム変更、レイドボス出現、わざマシン登場など初代世代のトラコはテンションがうなぎのぼりで、課金だけはすまいとか思っていたのは遠い昔、月に最大2500円だけなら…みたいな感じで順調に養分になっております。
いやあ一度課金すると容易にタガが外れると話には聞いていましたがマジですね。すごく、ごせんえん、はらいたい。そんなおかねはないのに。でも孵化装置も残りがないしプレミアムレイドパス欲しいし道具の上限も足らないのだ。でも、そんなおかねは、ない。みたいな日々を送っております。
少しでも課金の足しにしようとウチで一番の手持ちを新ジムの防衛に出した(街のあちこちにある「ジム」に自分のポケモンを設置してジムを防衛させることができて、設置したポケモンは時間がめっちゃ経過するか他人が仕掛けてきたバトルで何回か負けるとHPゼロの状態になって帰ってくるのです)ら、これが瞬殺で帰ってくると思ったのに一晩経った今もまだジムにいて、「ドニー〜トラコが悪かったよ〜帰っておいで〜ドニー!」などと口走るなど、なんと言うか、飼い犬に脱走された愛犬家のおばあちゃんみたいになってる。今。
いや本当に心配というか、「この弱肉強食コンクリートジャングル東京で何でこんなに長いことジムにいるんだ、何かのバグとかが発生してそれに巻き込まれて帰れなくなっているんじゃないか」とか思ったりしているんですが(冷静になると、普通に同チームの人がエサやってくれてやる気が回復しまくってるところへレイドバトルが発生、そうこうするうちにジムに人が近づかなくなって(夜は一般人は入場できないエリアにあるジム)誰も倒しに来ないまま一晩経っちゃったのであろうとはわかりますが)、実務的にも実害出まくりで彼がいないとバトルがやりづらくてしょうがない。
「ドニー〜帰っておいで〜君がいないとウチのチームが立ち行かないんだ〜ドニー!」みたいなアレになっています。
こんなことなら奉公になど出すんじゃなかった。というかあそこに奉公に出すべきじゃなかった。
かわいいドニー、真夜中で誰もいなくて怖い思いしてたりしないだろうか、バトルでひどい怪我でも負ってたりはしないか、他の配置ポケモンとトラブってたりしないか?(注:すべて妄想による杞憂)
いや、家出ならぬお泊まり防衛自体は流石のヘボトレーナートラコも初めてではなく、旧ジムではうっかり当時の手持ちで一番だったシャーリーをど田舎某所の防衛に出したばっかりに一週間も帰ってこれなくて、仕送り(違)のコインだけが毎日10コインずつ届くみたいな状況に陥ったこともあったんですが、まさか防衛1時間成功したら上々だみたいな東京で一晩帰ってこないとか思わないじゃないですか。
防衛戦でもらえるコインは上限があって、計算上は1匹を防衛に出すなら8時間くらい居ればもう十分ぽいので、もう誰か早よやっつけてやってウチの子を家に帰しておくれ…みたいな心地になっている。
ドニー、ドニー、早く帰っておいで。君が戻ったらお散歩がてら、改めて近所のジムを潰しに行こう。