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星乃トラコは眠りたい。

小説を書いて一発当てて犬を飼って寝て暮らす。それがわたしの最終目標。

「プロフェッショナリズムと資本主義の精神」

っていうなにかのギャグみたいなフレーズが浮かんだけど元ネタがどうしても思い出せなくてマックス・ヴェーバーまで出てきたのに思い出せなくてかれこれ三日くらいずっとモヤモヤしていてさっきついに検索してしまった。

この敗北感を忘れないために記録しておく。

ついでに小説のネタを一つメモ。

『ツァウバー・ガルテン』。

 

wikipediaの受け売りだが、『ツァウバー・ガルテン』という言葉が元ネタ原典に登場する。儀式と秘儀と恩寵の息づく庭。近代資本主義の発達に際して、人は時計を携えてそこから出て行った。

ところで非プロテスタント圏である日本においては、原典が唱えるようなキリスト教の一宗派の倫理を前提とした理屈は当てはまらない。ではこの国で資本主義はどのように発達したのか?

 これもwikipediaの受け売りだが、近代資本主義の発達といったら明治維新以降ということになるらしい。富国強兵文明開化あたりは流石に習った記憶はあるが、曖昧すぎて思想的・価値観の推移的にどういうメカニズムで発達してったのかいまいち掴めない。ぶっちゃけ思想もナスのヘタもなく、欧米に追いつけ追い越せでがむしゃらこいてきたみたいな印象しかない。

 あとなんか適当に検索したらやっぱヴェーバーが指摘した勤勉とか倹約バンザイ的な倫理感に通ずる価値観が日本においても儒教ルーツでそのころ勃興してたんじゃないかみたいな論文だか抄録だかが引っかかった。けどそういうのが書きたいわけじゃないんで目だけ通して割愛。

 

 話を少し飛ばしてプロフェッショナリズム。

 ヴェーバーに従えば『ベルーフ(召命)』。この地上で実行すべく神から人に課せられた、「神の御心にかなう行為」。に、プロフェッショナリズムは通ずると言える。

 可能な限り質の高い商品を、可能な限り安く消費者に提供する。そのことで共同体の構成員皆を益するということになり、それは神の御心にかなう。ゆえに結果として金持ちになるのは全然オッケーである。というのがヴェーバーが指摘した理屈だった。

 プロフェッショナリズムとは何か。

 「可能な限り質の高い商品を、可能な限り安く消費者に提供」せんとする意志?

 単に質を追い求める姿勢だけをなんとか切り離せないものか。

 「安く」という概念が曲者だ。

 「安く」モノを人に提供するために、コストとベネフィットを意識して生産を管理する必要性が出てくる。時計はコスト管理のためのツールだ。つまり、労働時間を管理して生産性を上げるための。効率を考えるための。

 『ツァウバー・ガルテン』。魔法の庭

 庭が魔法に満ちていたころ、そこには同時に非合理への畏敬も満ちていた。

 人は時計を携えて、非合理の庭を出て行き、働き始める。

 

 非合理の庭には何がいるのか?

 人は出て行った。

 けものがいるだろうか。イヌとか。イヌがいたらいい。イヌはかわいい。

 非合理の庭にベルーフはあるか?

 当然、ある。と考えたい。召命とは手っ取り早くいうと「神から課された使命としての天職」である。なんやそれは。非合理そのものやんけ。

 問い:なぜ、それを、わたしがやらねばならないのか?

 答え:やらなければならないから。それをやるのがあなただから。神様がそう決めたから。

 というのが召命ということだ。ムチャクチャである。

 そのムチャクチャを、しかしするりと飲み込んで、非合理の庭で業に励む。

 という人間像を書いてみたい。

 召命として効率はイヌの餌にし単にひたすら質だけを追い求めまくる人間というのを書いてみたい。

 もちろんそんな人間を庭の外から見つめるものもいる。魔法の庭から出て行った、時計を持つ人間。時計で出来上がった街で召命のためでなく生存のために働いていてすりきれてきた人間。

 対比しやすいようにきょうだいにでもすんべか。庭を出た姉と庭で…そうだな、ノミでも振るう弟、とか。弟でなく姉が庭を出るのは舞台が2010年代ぐらいだから。日本において男女の区別なく若いモンはみんな正規職に就こうとし、しかし就けずに生存のために職を選ぶ余裕もなくすりきれている時代だから。

 問題は、弟が庭にいるのはなぜか? 姉がヘロヘロな時代に弟はどのように庭で口を糊しているのか?

 今のところの案としては、庭から出ると死ぬ可能性が高い=時間管理、効率追求重視の社会で「ふつうにはたらく」ことができない人間として弟を描写することでいちおう解決はする。ただし「ふつうにはたらく」ができない人間は良くも悪くも己を切り崩して売っぱらっていくしかないので状況的には己の足をかじるタコ化してる可能性もある。そうなると姉が庭の弟を気にする理由が「自分で自分のケツ持ちもできないダメなタコ人間だけど見捨てられない、だって家族だもの」パターンしかなくてつまらん。

 もっと、なにか、ないか。

 魔法の庭

 恩寵の庭。

 恩寵は街にはない。姉は庭に恩寵を見出すか見たと錯覚できねばならない。

 

眠れない。目覚まし薬を2粒に増やしたのが祟ったか。

昼寝はなしでも良くなったけど気が散りやすくなってるし何より食欲が落ちている。